3段の課題はいつになったら登れるのか

今回は僕のボルダリング日記です。良ければ最後までお読みください。

 

当時岡山県最難と言われていたおもちゃ(3段)の課題を僕は今年の1月1日から打ち込み始めた。

全国的にはあまり知られていない課題かもしれないが、初登者が登ってからホールドが破損してしまい、それから完登者が一人しか出ていない課題である。

そんな課題が3段かどうかは疑問ではあるが、僕はこの課題を元旦から打ち込み始めた。

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おもちゃ3段を登ろうとした理由は3つある。

不可能な課題として周りから認知されていて、絶対に登れないとみんな決めつけていたから。それを壊してやりたかった。

2つ目は得意のカチ課題で始めて限界を感じる課題であったから。僕はカチには自身があって他の要素で登れないことはあっても真っ向からカチで登れないって思うことはないと思っていたがおもちゃ3段は全く歯が立たなかった。持てないというより数トライで皮が破けてしまうので打ち込むことを許してくれない。初めての人がおもちゃのラインを見た時ホールドを目視できないレベルに薄いホールドの連発だと想像して貰えれば。

そんな伝説っぽい課題を今年はずっと矢掛ボルダーに通いトライし続けている。

 

最初は打ち込んでたら3月中には登れるだろうと軽く考えていた。そして一手一手の強度の高さに思い知らせれるのである。全部で8手の課題であるが全てのムーブが核心の連続。上部に行くほど難しさが増すのである。

僕はまず3手目で限界を感じた。5トライもすれば指がズタボロになってムーブの研究すらできないからである。

それから指皮が回復しては挑戦しに行く日々が始まった。

寒さがピークを越した2月の終わり頃、かなり省エネできるムーブを発見して3手目、4手目、が難なくこなせるようになった。残り4手まで来た。希望が見えてきた。

次登りに行ったらもしかしたら登れるかもしれなと思えたが、ここからまた地獄の第二章の始まりだった。

5手目止めが今まで以上に悪い。足が5mmくらいの粒を踏んでデッドで止めに行く動きだ。

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これを運良く止めて6手目は手を寄せるだけだがその後の振られが耐えれない。振られを耐えて足が上がれば次がガバなので終わるのに歯痒い。

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身近なクライマーには次行ったら絶対に登れますって言いながらあっという間に4月が来てしまい。極小カチを握るおもちゃ3段のシーズンが終わってしまった。こんな打ち込んで敗北したことなかったのでメンタルはズタボロである。

努力したら報われると言うがそれはいつかは報われるけど努力分報われる日が短くなるわけではない事を実感した。

 

落ち込んでいても仕方ないので10月までに超強くなって楽勝で登ってやると心に決めてトレーニングする日々にシフトした。

一番身になったのは岡山には道場と言う強い人達が集まってセッションする場所があるが、そこに混じってトレーニングをした事です。登り方を深く教わった事が無かったのでいかに不効率な登りをしていたかわかりました。毎週道場に通い、次の週までに教わった事を身に着ける。その繰り返しでこの半年で荒削りだった登りが効率よく動かせるようになりました。更にトレーニングの強度を上げて、体重も4キロ落とし万全な状態で10月を迎えました。

登れないはずが無いって言い切れるくらい登れない理由を排除してきました。

まず一日目には今まで苦戦していた下部パートは簡単にこなせ、半年前に出来なかった振られを耐えてゴール前のガバ取りまで体を持っていく事が出来ました。

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手を出せば完登できるって思えたけど高さとマットか一枚目だったせいでこの日は手が出せませんでした。

次の週は二人で登りに来たのでマットは2枚。これで絶対に登れると思いましたが、ガバだと思って飛びついた7手目がガバではなかった。これが最後の立ち塞がる壁であった。4日後に再挑戦したが同じくこの一手が止まらない

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人生でこんなに打ち込んだ事なんてなかったし、努力もしてきた。なのに結果が出ない事にメンタルが崩壊してしまった。

今はこんな状態です。

 

敗退して2日立って今後どうするべきなのか色々考えましたが、好きだから登ってるって気持ちをわすれないこと。登ることは義務では無いと覚えておくこと。

登るって決めたら敗退とかごちゃごちゃ考えず打ち込み続ける事。シンプルな気持ちでいる事が結果を出す上では必要なのかなと思いました。

 

僕は5段をいくつも登れるくらい強くなりたいと思っていたのにここで限界を感じたことがかなりショックだったんだと思います。まずは目の前の越えなきゃいけない壁と向き合うことが必要なんだと改めて実感しました。今思うと足の置き方や重心のかけ方など細かい部分まで意識が回っていなかったので登れなかったんだと思います。もっといいクライミングが出来たんじゃないか?そう思えました。花崗岩の小さいホールドだからこそ繊細な動きが重要となるのでおもちゃを完登するというのは自分に足りない繊細な動きがマスター出来た時だと思うことにします。

 

これからもおもちゃ3段との戦いは続きます。

完登動画はYouTubeにアップするので楽しみにしていてください!

最後まで読んで頂きありがとうございます

 

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